2010年12月21日火曜日

Honda次世代パーソナルモビリティーの実証実験計画を公表。

Honda和光ビルに設置されたソーラー充電ステーションと2輪、4輪の実証実験車両。


Hondaは12月20日、埼玉県と共同で実施する電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車、電動二輪車、電動カートなど、次世代パーソナルモビリティーを用いた実証実験の計画を公表、実証実験で使用する車両やソーラー充電ステーションなどを日本で初めて公開した。


この実証実験は、実際の都市交通環境下において、二輪車・四輪車・汎用製品の電動化技術や情報通信技術、太陽光発電によるエネルギー供給などを用いた総合的なアプローチにより、将来のパーソナルモビリティーのあり方やCO2削減効果の検証を行うもの。


今回、公表された実証実験の主な内容は、2009年3月に埼玉県とHondaで締結した「環境分野における協力に関する協定」に基づく電動化技術と情報通信技術などを活用した、将来の低炭素モビリティー社会実現に向けた効果検証を「さいたま市」「熊谷市」「秩父市」と行うこと。

それに使用するEVやプラグインハイブリッド車の実験車両、電動二輪車「EV-neo」、電動カート「モンパル ML200」などの電動車両を用いた次世代パーソナルモビリティーの実用性、利便性の検証。将来の低炭素化社会の実現に向けた、太陽光発電など再生可能エネルギーの活用の効果検証。情報通信技術の活用による、使い勝手や利便性の検証とされた。


Hondaは、これらの実証実験の結果を踏まえ、パーソナルモビリティーの電動化技術を進めるとともに、ソーラーパネルやコージェネレーションなどのエネルギーを創出する商品を持つ強みを活かし、家庭やコミュニティーで完結できる「トータル・エネルギー・マネジメント」により、低炭素で豊かなライフスタイルを創造するとのこと。


なお、この実証実験は、日本に先駆け、2010年12月15日に米国(カリフォルニア州・トーランス市)でも行い、今後、中国での展開も検討されている。


また、既に発表されている、電動カートの「モンパル」、電動二輪車の「EV-noe」に加え、国内では初めて「電気自動車(EV)」と「プラグインハイブリッド車(PHV)」を発表した。


EV は、取り回しのよいコンパクトなボディと、使い勝手のよさで好評のフィットをベースに、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」で培われた同軸モーターなどの電動化技術と、東芝製のリチウムイオンバッテリーを搭載。充電時間は急速充電で30分(80%)、100V電源では12時間以下、200V電源で6時間以下。航続走行距離は160km以上。最高速度は160km以上とされる。


PHVは、中型セダンのインスパイアをベースに、専用開発の高効率・低燃費な2.0L i-VTECエンジンと2つの高出力モーターを組み合わせ、「モーター走行」「ハイブリッド走行」「エンジン走行」の3つのモードでの走行が可能。また、ブルーエナジー製のリチウムイオンバッテリーを搭載し、EV走行での最高速度は100km/h、15kmから25kmの航続走行距離を実現している。


EV国内仕様車。FCXクラリティと同型のギアボックス同軸モーターを採用。モーターの最高出力は92kW。バッテリーは東芝製のリチウムイオン電池。


PHVは、直列4気筒2.0Lアトキンソンサイクル i-VTECと最高出力120kWの2モーターシステムと6kWhリチウムイオン電池を採用。また、100V電源で4時間以下、200V電源では1.5時間以下の充電時間とされる。

2010年12月20日月曜日

「Honda Motorcycle Racing Calendar 2011」プレゼント。

本田技研工業株式会社様よりご提供の、世界選手権、全日本選手権のレーシングシーンを綴った2011年版オリジナルカレンダーを、WebMagazine TRACTIONSをお読みの皆様の中から、6名様にプレゼントさせていただきます。

ご希望の方は、12月26日までに、下記メールアドレスまで、氏名、住所、電話番号、当Webマガジンへのご意見・ご感想等、「Honda Motorcycle Racing Calendar 2011希望」を明記して、お申し込み下さい。

抽選の上、12月30日までにTRACTIONS編集部よりお届けいたします。なお、当選の発表はカレンダーの発送をもってかえさせていただきます。


応募先:contact@tractions.jp
応募方法:E-mail でのお申し込みのみとさせていただきます。      
     氏名、住所、電話番号、TRACTIONSへのご意見・ご感想等、
    「Honda Motorcycle Racing Calendar 2011希望」を明記のこと。
申込締切:12月26日(日) 

2010年12月10日金曜日

「Honda MotorSports Thanks Fair 2010」開催。

来る12月18日(土)、Hondaウエルカムプラザ青山で、今年も年末恒例の「Honda MotorSports Thanks Fair 2010」が開催される。


このイベントは、Hondaがそのモータースポーツ活動を応援してくれたファンに向けて感謝を込めて開催されるもので、今回もHondaが関わる様々なジャンルのライダーやドライバーが参加し、トークショーや、ファンと一緒に楽しめるクイズ形式のイベント、握手会、プレゼント抽選会等の盛りだくさんの催しが用意されている。


また、このイベントに先駆けて、12月11日(土)から19日(日)までの期間中、今シーズンを戦った2輪、4輪のレーシングマシンが展示される。なお、スーパーGTにデビューしたHSV-010も17日(金)〜19日(日)のみの展示がおこわれる予定である。


なお、同日午前10時から先着200名に着席可能な整理券の配布も行われる。
当日は、公共交通機関を利用して来場のこと。


「Honda MotorSports Thanks Fair 2010概要

◇ 開催日:2010年12月18日(土)
◇ 時間:10:00〜 受付開始※先着200名に着席分の整理券配布
     15:00〜 Honda MotorSports Thanks Fair 2010 2&4トークショー
     16:30〜 プレゼント抽選会・握手会
◇ 参加予定:<2輪> 青山博一(ロードレース世界選手権MotoGP)
            伊藤真一(全日本ロードレース選手権JSB1000)
       <4輪> 武藤英紀(インディーカーシリーズ)
            小暮卓史(スーパーGT500)
            金石年弘(スーパーGT500)
◇ 司会:宮城光 ホンダスマイル
◇ 展示予定車両 RC212V(ロードレース世界選手権MotoGP)
        
CBR1000RRK(全日本ロードレース選手権JSB1000)
                           Montesa COTA4RT(トライアル世界選手権)
         RTL260F(全日本トライアル選手権)
         INDYマシン(インディーカーシリーズ)
         KEIHIN HSV-010(スーパーGT※17日〜19日のみ)
◇ 開場:Hondaウエルカムプラザ青山
     東京都港区南青山2-1-1 本田技研工業株式会社Honda青山ビル1F
     TEL:03-3423-4118
            (地下鉄銀座線/半蔵門線/大江戸線「青山一丁目」駅下車)
◇ 入場料:無料
◇ 来場:当日、午前10:00より先着200名に入場整理券(着席可能分)を配布。
       入場整理券がない場合も立ち見が可能。

2010年10月16日土曜日

HondaのAsimo、歩き始めて早10年。

Hondaの人間型ロボットASIMOが、2000年10月31日に研究所内で二足歩行に成功してから、今年で10周年を迎えた。その間、身長が10センチ伸びたり、走れるようになったり、旋回走行もできたり、人と手をつないで歩くなど、人に合わせて行動する機能や、運搬機能の進化を遂げたAsimo。その10周年を記念して、「みんなの写真でASIMOをつくろう」が企画された。


これは、ASIMOやHonda製品と一緒に撮影した写真やASIMOのイラストを集めて、大きなASIMOの画像を作るスペシャル企画で、写真やイラストはHondaのホームページや携帯電話サイト、Honda青山ビル1階のショールーム「Hondaウエルカムプラザ青山」、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で10月31日まで募集している。


また、Hondaのロボット開発の歴史や世界中で活動する様子を収めたASIMO 10周年ムービーが10月29日にHondaのホームページで公開される。また、ユーザーの歩数に合わせてHondaのロボットが進化し、他のユーザーのASIMOとサーキットでの競争を楽しめる、スマートフォン向けアプリケーション「Run with ASIMO」の配信も予定されている。


なお、Hondaウエルカムプラザ青山では10月30日〜11月3日をASIMOスペシャルウィークとし、ASIMOのスペシャルデモンストレーション、ASIMOデザイナーのトークショー、ASIMOとの握手会などが行われる。さらに、ツインリンクもてぎや鈴鹿サーキットにおいて、10周年特別デモンストレーションも行われる予定。

ホームページの募集URL http://www.honda.co.jp/ASIMO/10th/

携帯電話サイトの募集URL http://dream.honda.co.jp/ASIMO/




2010年10月11日月曜日

3.021.720km/Lを記録したエコ マイレッジ チャレンジ 2010

「ツインリンクもてぎ」のオーバルコースを25km/h以上で走る参加マシン。


10月10日、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で、本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2010 第30 回全国大会が行われた。


この大会は、"1 リットルのガソリンで何キロメートルを走ることが出来るか"燃費の限界にチャレンジする競技会で、参加チーム各々が、創造力を駆使し挑戦するモータースポーツとして、1981 年に第1 回大会が鈴鹿サーキットで開催され、以来、全国各地の中学校や高等学校、高専、専門学校、大学や、社会人のチームが毎年多数参加している。


また、一滴のガソリンも無駄にしない体験を通じ、限りある資源の大切さを体感、様々な問題や課題を創意工夫とチャレンジ精神、チームワークで克服していく貴重な研鑽の機会としても広く社会に認知されている。


今年で30 回目を迎えるこの大会は、世界各国での開催を視野に入れ、よりグローバルな展開に適応するために、これまでの"Honda エコノパワー燃費競技全国大会"の名称を変更。エントリーチームは、合計で449 チーム。


また、参加チームは、グループⅠの中学校クラス、グループⅡの高校クラス、グループⅢの大学・短大・高専・専門学校クラス、グループⅣの一般クラス、二人乗りクラス、市販車クラスに分けられ、国内各クラスのみならず、タイ、中国、ベトナムの3 カ国から4 チームがニューチャレンジクラスに参加した。


参加車両の搭載エンジンは、スーパーカブ等に搭載されているHonda 4 ストローク50cc がベース(ニューチャレンジクラスのみHonda 4 ストローク50cc 以上150cc 以下)とされ、競技は、「ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイ」のオーバルコースを、規定時間内に平均速度25km/h 以上で7 周(二人乗りクラス、市販車クラスは3 周)走行後、ガソリンの消費量を計測し燃費を算出するもの。


早朝までの雨が路面を濡らしていたが、その後天候が回復、秋晴れ下で大会決勝が行われた。結果、一般クラスで「ATP」が3,021.720km/lの記録でクラス優勝を獲得するとともに、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与えられる"最優秀賞 本田宗一郎杯"を受賞した。また、このチームのみが3,000km/lを超える記録を達成した。


3,021.720km/lの記録でクラス優勝と総合優勝を獲得したATPの走行シーン。


<決勝結果・各クラス上位3チーム>
グループI (中学校クラス、エントリー台数21 台)
 1位:川崎市立宮前平中学校A チーム 705.944km/l
 2位:篠ノ井西中Challenger 517.532km/l
 3位:城西川越中学校「欅」GO GO GO 503.204km/l
グループ
II
 1位:松栄高等学校EPL 1,654.556km/l
 2位:千葉県立下総高等学校自動車部B 1,645.612km/l
 3位:千葉県立下総高等学校自動車部A 1,563.226km/l
グループ
III
 1位:名城大学 エコノパワークラブ 1,656.807km/l
 2位:金沢工業大学夢考房プロジェクト 1,634.568Km/l
 3位:日本自動車大学校エコラン部-A 1,458.387km/l
グループ
IV
 1位:ATP 3,021.720km/l
 2位:ホンダカーズ宇都宮北 2,526.459km/l
 3位:TEAM 10X
KUMAMOTO 1,917.722km/l
ニューチャレンジクラス(エントリー台数10 台)
 1位:栃木県立矢板高等学校 OB 1,604.418km/l
 2位:eLITE (中国・広州) 1,292.732km/l
 3. 八千代工業カシワバラレーシング 914.916km/l
2 人乗りクラス(エントリー台数20 台)
 1位:宇都宮工業高校 科学技術研究部 954.473km/l
 2位:栃木県立矢板高等学校 C 817.029km/l
 3位:team CB 609.359km/l
市販車クラス(エントリー台数60 台)
 1位:Little Cubs 315.992km/l
 2位:室蘭工業大学燃費向上研究室原付班 246.568km/l
 3位:東京農業大学OB&長野工業高校 220.771km/l

<特別賞>

最優秀賞・本田宗一郎杯:今大会最高燃費記録を達成したチーム
 グループIV
ATP
デザイン賞:総合的にデザインが斬新で印象的なチーム
 グループIV チーム48
新人賞:グループⅠ、Ⅱの初参加チームで、最高燃費記録を達成したチーム。
 グループI 信州大学付属長野中
 グループⅡ TEAM しょーよー
30th アニバーサリー賞:今年で30 年連続出場しているチーム
 グループIV  T−ONE
 グループIV  TEAM
LUCKY



30回大会となった今回、最優秀賞・本田宗一郎杯を獲得したATPの面々とそのマシン#552。


2010年8月2日月曜日

ヤマハ「かながわEVバイク普及推進プロジェクト」に参画

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エレクトリック コミューター「EC-03」


ヤマハ発動機株式会社は、電気自動車(EV)の普及に積極的に取組む神奈川県と連携、2010年9月〜2011年3月まで行われる「かながわEVバイク普及推進プロジェクト」に参画。電動二輪車(EVバイク)の認知拡大と普及に向けた取組みを行う。


「かながわEVバイク普及推進プロジェクト」は、神奈川県、マツダレンタカー株式会社とヤマハ発動機株式会社が主体となり、財団法人横浜市交通安全協会の協力のもと、都市部における電動二輪車の有効的な活用方法や、レンタルなど新たなビジネスモデルの検証、体験機会の提供などの展開にヤマハのエレクトリック コミューター「EC-03(イーシー ゼロスリー)」が12台導入される。 展開概要は以下。


「パーク&チャージモニター事業」(実施場所:新横浜駅前駐輪場) 。駐輪時間を利用して充電できる電動二輪車専用駐車場にて、通勤等に「EC-03」を利用する「パーク&チャージ」の実証をするために、モニターを募集して実施。「EC-03」6台を使用して利用方法等を定量的に調査する。


「レンタルビジネス」(実施場所:横浜市内) 。周辺住民や観光客等を対象に有料で3台の「EC-03」のレンタルを実施し、レンタルビジネスの可能性等を検証する。また、神奈川県等と連携し、箱根町で8月より先行レンタルを実施する。


「試乗会」(実施場所:神奈川県内5カ所)。 電動二輪車の普及のため、県民を対象に無料で3台の「EC-03」を使用し、試乗会を年内に5回程度実施。体験機会を提供し、幅広い層の県民を対象に電動二輪車の性能や価格等について、 感想やニーズ等を集約する。

先頃発表された「EC-03」は、将来ますます多様化が見込まれる"パーソナルコミューター"のひとつとして開発されたもので、ヤマハの中期成長戦略「スマートパワー」を具現化する製品。高エネルギー密度50V新リチウムイオンバッテリーと超薄型パワーユニットを軽量アルミ合金製フレームに搭載し、軽快な走行性能と1充電あたりの走行距離43km(30km/h定地)を実現。また、一般家庭でも充電可能なプラグイン充電方式を採用するなど、都市部での近距離移動に適した機能・走行性能を備えている。

2010年5月31日月曜日

「でんじろう先生プロデュース 実験でエコカーを解き明かそう!」が開催され た。

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最初はブーメランを使っての実験。これで一気に子ども達が「チャーリー西村」さんに引き込まれる。


5月30日(日)、「Hondaウエルカムプラザ青山」で、あの"でんじろう先生"がプロデュースの『Hondaキッズスペシャル でんじろう先生プロデュース 実験でエコカーを解き明かそう! in Hondaウエルカムプラザ青山』が開催された。


エコカーに注がれる、最新技術を、科学の実験を通して、子ども達にもわかりやすく説明し、知ってもらおうとするこのイベント、木炭を使った装置での発電に始まり、それを利用して、ろうそくを動力源とするポンポン蒸気船に木炭発電機を搭載したハイブリッド船を動かしたり、水素と酸素から燃料電池のしくみを説明、モーターを逆転させての発電等も実演するなど、大人でも十分に納得して楽しめる内容とされていた。


また、子ども達への説明役、でんじろう先生の一番弟子「チャーリー西村」さんの軽妙な解説、実演や実験風景も楽しく、集まった親子連れの笑いが絶えない楽しいイベントだった。


季節外れの肌寒さにも関わらず、100名余りの親子連れの方々が来場され、ふだんはバイクやクルマ好きの人達が熱心に車両に触れる姿が見られる「Hondaウエルカムプラザ青山」に、未来のライダー、ドライバー達の可愛い姿が溢れた。


今回に限らず、これからもこうした試みが複数回続けて開催されることに期待したい。


今後の情報も含めて、詳しくは、以下でもご覧いただける。


http://www.honda.co.jp/welcome-plaza/

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水素と酸素を使った発電機で電動のおもちゃを動かして見せる。

最後は全員参加で蓄電した静電気の放出体験?可愛い歓声に会場が包まれた。





2010年5月24日月曜日

"でんじろう先生"プロデュースのKids向けイベント。緊急開催!

この週末の、5月30日(日)、「Hondaウエルカムプラザ青山」で、あの"でんじろう先生"がプロデュースするスペシャルステージが開催される。


先生のお弟子さんたちが、楽しい実験で、Hondaのエコカーのひみつを解き明かしてくれる。


見て、聞いて、触って、わかる、エコカーのひみつ。ご家族連れで、是非、楽しいステージにご参加ください。


『Hondaキッズスペシャル
 でんじろう先生プロデュース 実験でエコカーを解き明かそう!
 in Hondaウエルカムプラザ青山』
 日時:2010年5月30日(日) 11:00〜、14:00〜 ※2回実施


詳しくは、以下でご確認ください。

http://www.honda.co.jp/welcome-plaza/event/2010/20100530/


※当日は報道のカメラが入ります。あらかじめご了承ください。
※席数に限りがあり、満席の場合はお立ち見をお願いすることがあります。

2010年4月23日金曜日

世界最大の中国市場に取り組むHondaの姿勢 。

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プレミアムクロスオーバーユーティリティビークル「クロスツアー」


中国・北京で開催中の2010年北京モーターショー「北京国際汽車展覧会」のプレスデーにて、Honda代表取締役社長の伊東孝紳が中国市場への取り組みと姿勢に関してのスピーチを行った。


昨年、過去最高となる58万台を販売した世界最大の自動車市場である中国市場で、Hondaは多くのお客様からご支持を得ているとした上で、今後も環境性能に優れた商品を投入し、パートナーである広州汽車集団公司、東風汽車集団股有限公司とさらなる連携を深め、ユーザーの視点で市場のニーズに応える「お客様に最も近いメーカー」を目指すとした。


また、環境への取り組み及びハイブリッドモデルの発売については、二輪車・四輪車・汎用製品の全ての商品の低燃費化とCO2の削減に取り組み、「環境・エネルギー技術のトップランナー」を目指すとし、中国での燃費規制強化や、環境意識の高まりに応えるべく、Hondaは今後も積極的に環境性能に優れた商品を投入するとのこと。


日本で生産するハイブリッドモデル「インサイト」と「CR-Z」の販売を、中国でも2012年中に開始し、また、Acuraでは初となるハイブリッドモデルを今後3年以内に投入して、環境モデルのラインアップの幅を広げる方針であるという。


さらに、他社に先駆けた中国事業の展開として、中国においてさらなる新市場を創造すべく、高級セダンの快適性とSUVの高いユーティリティを高次元で融合させた、プレミアムクロスオーバーユーティリティビークル「クロスツアー」を広汽ホンダで生産し、2010年末までに販売開始する計画を発表し、加えて、広汽ホンダの自主ブランド「理念」のコンセプトモデルを発表。今年末に開催予定の広州モーターショーでは量産モデルを発表するとした。


東風ホンダも自主ブランドを開始する。これにより、広汽ホンダ、東風ホンダの両者がそれぞれの独自ブランドを持つことになるとのこと。

先に発表された広汽ホンダ理念コンセプトなど、国内モデルより斬新なデザインで、勢いを感じるモノも多い。メーカーならずとも注目したい中国市場である。



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広汽ホンダ「理念」コンセプト

2010年4月20日火曜日

「火山噴火の影響による、MotoGP開催延期について」の情報。

この週末に開催予定だった、世界選手権ロードレース第2戦日本グランプリの開催延期について、開催場所である「ツインリンクもてぎ」から以下の発表が行われている。

以下、ツインリンク茂木もてぎのWEBサイトより。


今週末の4月23日(金)~25日(日)に栃木県ツインリンクもてぎで開催予定の「2010 MotoGP 世界選手権シリーズ第2戦 日本グランプリ」につきまして、アイスランドの火山噴火による航空機関欠航の影響で、参戦ライダー・チーム関係者の移動が困難となったため、誠に残念ながら、開催を延期させていただくことになりました。


『この度、アイスランドの火山噴火による航空機関欠航のため、今週末に予定していたMotoGPの開催を延期することとなりました。不可抗力とは言え、世界最高峰のレースを心待ちいただいたファンの皆様には、心からお詫び申し上げます。
日本のMotoGPファンの皆様のご期待にお応えするため、関係各位との調整の結果、スケジュー ルを組み替え10月3日(日)に開催することを決定いたしました。

半年後の開催となりますが、シーズン終盤のチャンピオン争いなど、新たな見どころも増えますので、ファンの皆様には是非とも、お楽しみにお待ちいただければと存じます。既にご購入いただいた観戦チケットはそのままお使いいただけますが、やむなく払い戻し等をご希望されるお客様への対応は、後日ご案内をさせていただきます。』

株式会社モビリティランド 取締役社長 大島裕志


変更後の日程およびチケットの取り扱い等は下記の通りとなります。
*対象レース名:「2010 MotoGP 世界選手権シリーズ第2戦 日本グランプリ」

*日程変更:(当初の開催日程)2010年4月23日(金)~25日(日)

      (変更後の新しい開催日程) 2010年10月1日(金)~3日(日)

*その他

・既にご購入の観戦チケットにつきましては、そのままご利用いただけます。

・日程変更に伴い、観戦チケットの払い戻しをご希望される方につきましては

 2010年4月26日(月)正午よりツインリンクもてぎのホームページでご案内いたします。

*お問合せ先

チケットの取り扱いについてのお問い合わせ先

ツインリンクもてぎチケットセンター TEL 0285-64-0080

2010年4月9日金曜日

2009年度の2輪市場動向について。

一般社団法人日本自動車工業界から、2009年度に実施した2輪車市場動向調査の結果が発表された。 

この調査は2年に一度、新車購入ユーザーを対象にしたアンケート調査として行われ、2輪市場の変化を捉えることを目的とされ、今回は、5,575サンプルからの回答があり、新車購入ユーザー調査に加えて2つのトピック調査が行われた。 

その結果、新車購入ユーザーは、男女とも「10代」「20代」が減少し、とりわけ「20代・女性」の構成比が前回の'07年に比べて半減、一方、「50代以上」が増加傾向にあるとのこと。また、調査対象の平均年齢が47.4歳と今回も高齢化が確実に進んでいる様子が明らかとなった。なお、購入者は代替えが中心で、前回よりも2ポイント増加の57%となり、新規購入は依然減少傾向にあるとのこと。 

また、高速道路のタンデム走行経験者は前回の19%から22%へと微増。今後の継続乗車は前回の89%から92%にやはり微増となり、2輪に一度乗った人はなかなか降りないという嬉しいデータも現れた。  

トピック調査は、2輪車に関する意識調査と販売店に関する調査が実施され、意識調査では、新規購入ユーザーの購入動機は「燃費のよさ」「維持費の安さ」「移動時間の短縮」といった経済性と実用性重視の傾向が強く現れた。一方、保有経験の無い人においては「交通渋滞に巻き込まれずにすむ」点に魅力を感じている人が多いが、対照的に「どの特性も購入意欲をかきたてない」との回答比率も大きいという厳しい結果も現れた。 

ユーザー、ノンユーザーに関わらず全体の6割は、"二輪は環境性が優れている"とし、全体の2割から"より環境性の高い2輪車が開発されれば、買い替え・購入を検討する"との回答も得られている。さらに、東京都(特に23区西部)および大阪市などの人口集中地域を中心に、相変わらず2輪の駐車で困っている実態も浮き彫りにされた。 

販売店に関する調査では、ユーザーからは「信頼できる雰囲気」「分かりやすい説明」「整備内容の説明」「価格・諸経費の明確な表示」「試乗が可能」「商品を見るのに十分なスペース」「展示2輪車の品揃え」「アクセサリー・用品の品揃え」を重視するとの回答が見られ、一方、販売店も同様の項目を重視していることも確認されたが、ユーザー満足度との間に差が生じていることがわかったとされる。 

今回の調査から見えた動向は、既に多くのユーザーや関係者が実感している状況であり、本年度になって発表や市場に投入されたニューモデルの多くは、そうした意味では市場動向から外れたものではないという現状である。

だが、経済性や実用性重視だけではなく、言うまでもなく、一方で先進性、趣味性を求める向きも2輪という商品の特性上かなり存在することも事実であり、誰が見ても抜群に格好良く高性能で魅力的な商品の登場を強く願わずにはいられない。そこに、例えば高燃費性能も含まれていたら言うこと無しなのだが。さらに、今後は、隔年とは言わず毎年でも、より広範囲で詳細にこの調査が行われることにも期待したい。
 

 <モリ ヒサシ>

2010年3月27日土曜日

ホンダ「エコ マイレッジ チャレンジ&"Enjoy Kids Rider"」を発表。




世界選手権ロードレースを頂点とする観戦型のモータースポーツから、De耐等の参加型モータースポーツまで、幅広く、また様々なパターンでモータースポーツ活動に関わるHondaが、新に二つのモータースポーツ普及活動を発表した。 

 一つは、「Hondaエコマイレッジチャレンジ」で、30周年を迎える「Hondaエコノパワー燃費競技大会」が、日本のみならず、海外での開催地拡大を視野に入れた展開とされ、大会名称も新たにされる。 

 もう一つは、子どもたちを対象とした新プログラムの「Honda"Enjoy Kids Rider"」
で、鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎの遊戯施設で人気の「ピンキーバイク」と「キッズバイク」を活用、幼年期から乗り物に接しモビリティを身近にしてもらうとともに楽しさを体感できる試みで、上記2カ所以外の全国特設会場でも開催、展開するというもの。 

「Hondaエコマイレッジチャレンジ」 
このイベントは、1981年から「Hondaエコノパワー燃費競技大会」として開催され、単なる燃費競技だけにとどまらず、モノづくりの楽しさやガソリンという限りある資源の大切さを考える場として発展を続け、これまで多くのチームが参加、2001年には過去最高の3,435.325km/Lの大記録が樹立されるなど、燃費の限界に挑む競技会として注目されてきた。一方で、中学生の参加を促すなどの普及活動も行われ、地球環境保全への意識を高める機会としても認知され続けている。 

また、このイベントはタイ、中国でも開催されるようになり、今年から新たにベトナム、インドへと開催地域を拡大する予定で、国際規模のイベントに発展。本年10月の栃木県・ツインリンクもてぎでの全国大会では、海外からも参加できるようになる。
これを機に大会名称も「Hondaエコマイレッジチャレンジ」へと改められた。 

国内では6月19日(土)の鈴鹿大会を皮切りに、8月1日(日)の九州大会、8月28日(土)もてぎ大会。10月2日(土)、3日(日)の全国大会が開催される予定。 
詳細は、http://www.honda.co.jp/Racing/ecopa/でご覧いただける。 

「Honda"Enjoy Kids Rider"」 
鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎで人気のアトラクション、"ピンキーバイク"と"キッズバイク"を、より多くに子ども達に体験してもらうことを目的に、元グランプリライダーの中野真矢氏をキャプテンとした、このプログラムのキャラバン隊を結成。

上記の2施設以外で関東、関西、四国、九州地区等の、全国の特設会場で「Honda"Enjoy Kids Rider"」を展開するもの。 

"ピンキーバイク"は、3輪の自立式電動スクーターで、転倒の心配がない構造設計とされ、3歳児からが乗車可能。シートベルトを装着しアクセルグリップを回すことで前進、ブレーキペダルを踏むことで停止し、コーナリング時には車体が傾き、二輪車の基本操作を安全でわかりやすく体験できる。 

"キッズバイク"は、補助輪のない自転車に乗れる子ども達が参加でき、子どもでも扱いやすい専用設計の電動バイク構造であり、"ピンキーバイク"からのステップアップクラスで、3歳から小学校6年生までを対象としている。アクセル、ブレーキ操作という基本操作はもちろん、初めてバイクに乗れたという達成感が味わえる。 

このプログラムの詳細は、http://www.honda.co.jp/Racing/KidsRider/ でご覧いただける。 

また、上記の「エコマイレッジチャレンジ」と&「"Enjoy Kids Rider"」の車両等がHondaウエルカムプラザ青山に4月1日まで展示されている。なお、他の展示車両も含めて詳細は以下で確認することが出来る。 

2010年2月25日木曜日

ホンダ「次世代3輪コミューター」ジュネーブショーに出展。




Hondaは、2010年3月2日〜14日に開催される、ジュネーブモーターショーに、三輪のコンセプトモデル「Honda 3R-C Concept」を出展する。 


 
















「Honda 3R-C Concept」は、Hondaが提案する次世代の電動コミューターのデザインコンセプトモデル。三輪・一人乗りのユニークなパッケージで、市街地などでの近距離移動を目的とする環境性能に優れたコンパクトシティコミューターとして提案される。 




透明の可動式キャノピーは、乗車時にはドライバー前方を覆うウインドシールドとなり、快適かつ安全に運転することができる。なお、デザインは、イタリアにあるホンダR&Dヨーロッパのミラノスタジオが行ったとされる。  


また、この他、欧州では初のお披露目となる新型ハイブリッド車「CR-Z」量産モデル(欧州仕様)や、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」、2009年の東京モーターショーにも出展された電気自動車のコンセプトモデル「EV-N」も展示される。

2010年2月14日日曜日

Honda ウエルカムプラザインフォメーション。

Hondaウエルカムプラザ青山の展示、イベント等の予定がインフォメーションされた。
2月のイベント、展示概要は以下。

「Love Cub 50 プロジェクト」特別展示
期間:2月12日(金)〜2月20日(土) 
本田技研工業(株)・(株)ホンダアクセスが協力し、「世界の人に愛されたカブだから、世界の人に少しでも恩返し」の考えのもと社会貢献活動の一環としてユニセフの活動をサポートする「Love Cub 50 プロジェクト」。
 
賛同したタレントやアーティストが、思い思いにデザインされたカブがウエルカムプラザ青山に集結。世界に1台のオリジナルカブが全61台展示される。

 また、3月1日から車両のネットオークションがスタート。それに先だって、実物が確認できる。



「親子で楽しく学べる Hondaの燃料電池自動車教室」 開催日時:2月21日(日) 10:30〜12:30 
地球温暖化ってなんだろう? 燃料電池自動車って何?そんな子どもたちの疑問にわかりやすく答える燃料電池自動車教室が開催される。

 パソコン紙芝居を使った授業をはじめ、試乗会、検定テストなどカリキュラムが盛りだくさんの楽しいイベント。



「CR-Z ウエルカムフェア」 期間:2月25日(木)〜2月28日(日) 
CR-Z誕生を記念して、ウエルカムフェアが開催される。期間中は、CR-Zのラインアップを全色取り揃えて展示。

CR-Zの魅力をプレゼンテーションをはじめ、最終日2月28日 (日)14:00〜15:30には、CR-Zのデザイナーとモータージャーナリストの岡崎五郎氏参加のスペシャルイベント「CR-Z デザイントークショー」も開催される。



「館内ショップ SALE開催中!」
 期間:3月15日(月)まで。
 Honda ウエルカムプラザ青山 館内ショップでは、期間限定でHondaグッズ特価セールを開催中。


 上記のイベント内容・日程・時間・出演者等は予定で、都合により変更される場合があります。また、上記イベントは、いずれも入場無料です。 
詳細はhttp://www.honda.co.jp/welcome-plaza/から。

2010年1月19日火曜日

「Hondaの燃料電池電気自動車教室」今年も開催。

「Hondaの燃料電池電気自動車教室」の様子



「Hondaの燃料電池電気自動車教室」は、未来を担う子どもたちに、地球温暖化とエネルギー問題の両方を解決する究極の技術である燃料電池電気自動車を通じて、環境問題や先進技術に関心や夢を抱いてもらうことを目的として2007年1月にスタートし、昨年末までに計31回開催、231組の親子が参加した人気のイベント。 

 この教室は、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」を開発した技術者が自ら監修した紙芝居風アニメーションを使っての講義や、模型を使用して燃料電池の仕組みを分かりやすく伝える実験、「FCXクラリティ」の同乗試乗などを実施。実際に見て、触って、体験することで、先進の技術を分かりやすく伝える内容となっており、子ども達だけでなく大人にも楽しくためになる。 


<開催概要> 
■場所
Hondaウエルカムプラザ青山〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1 
■日程
第1回 1月17日(日) 
    第2回 2月21日(日)
           第3回 3月14日(日)
   (以降、8月・12月を除く毎月開催。合計10回の開催を予定) 

*開催場所や日時の詳細はHondaホームページ 
 http://www.honda.co.jp/FCX/experience/ に掲載。 
   また、参加の申し込みも同ホームページ上で受け付けている。  
*開催日程については変更等の可能性もあるため事前にホームページで
   確認のこと。 
*募集対象:小学校4年生〜6年生で保護者のご同伴が可能な方。 
*応募者多数の場合は、抽選となる。

2010年1月16日土曜日

「東京オートサロン 2010 with NAPAC」開幕。

本日(1月15日)から、日本コンベンションセンター幕張メッセ・国際展示場ホール1〜8で、チューニングカー、ドレスアップカーの祭典「東京オートサロン 2010 with NAPAC」が始まった。 

新年の恒例となったこのイベント、今回は自動車メーカー、アフターマーケット・パーツメーカー、カスタムショップ、自動車関連企業等の402社の企業、団体が出展。過去最高の出展者数で大盛況の開幕となった。 

会期は、明日1月16日(土)09:00〜18:00,と1月17日(日)09:00〜17:00までだが、ドレスアップ、チューニングカー車両はもとより、パーツ、アクセサリー等、さらにはゲーム、モータースポーツグッズなどの展示もあり、また様々な催し物も用意され、クルマファンなら是非足を運びたいイベントである。 

入場料は当日券大人¥2,000。中高生¥1,500。小学生以下(保護者同伴に限る)は無料となっている。

最新情報、詳細は、http://www.e-autosalon.net/ でも確認出来る。

2010年1月6日水曜日

ちょっと羨ましい「Honda New Small Concept」


2010年1月5日のデリーオートエキスポのプレスデーで、ホンダシェルカーズインディア・リミテッドが、小型車のコンセプトモデル「Honda New Small Concept」を発表した。あわせて、2011年にこのコンセプトモデルをベースとしたモデルを発売することも公表された。 

 この「Honda New Small Concept」は、ロー&ワイドな骨格を採用したコンパクトサイズのボディーでありながら、5人が乗れる高効率なパッケージを実現。エクステリアは、フェンダーを強調した躍動的なもので、存在感あるデザインとされている。 

 また、タイにおいても「Honda New Small Concept」をベースとした小型車を2011年中に市場に投入する予定があるといわれ、量産モデルの販売にあたっては、グローバル規模での調達体制の活用などにより、成長著しい市場における顧客のニーズを超える小型車を、求めやすい価格で提供することを目指すとされる。 

こんなスタイルなら、日本に発売しても、リーズナブル価格なら人気になるのではないだろうか。最近、各メーカーが中国やインドなど、元気な市場に投入するモデルがやたらと格好良かったりする。ちょっと羨ましい気がするこの頃である。 
 <モリ ヒサシ>